私立高校説明会情報

大阪高校

2022年説明会
【所在地とアクセス】

大阪市東淀川区相川2-18-51

・阪急京都線「相川駅」より徒歩1分(駅近)



【コース・定員】

・文理特進コース 120名

・総合進学コース 360名

・探求コース 70名

【入試科目】

○学力考査(1日目国語・数学・英語・2日目社会・理科・作文)

作文テーマ
①中学校生活で印象に残っていること
②大阪高校でチャレンジしたいこと
③探求したいこと
①~③から試験当日に1つ選択。

【各コースの特徴】

○文理特進コース
国公立大や関関同立などの難関大学への現役合格を目指すコース、平日7時間、土曜日4時間授業。放課後には難関大学対策講座を開講。各大学の特色や傾向を説明。クラブの両立も学校側が推奨していて、66%の生徒が部活に加入。

○総合進学コース
産近甲龍などの中堅大学の現役合格を目指すコース。クラブ活動との両立に重きを置いている。平日6時間授業、土曜日4時間授業。大阪経済大学などとの連携により、商品開発やイベント運営など実学のカリキュラムもあり、より実践的な学びを重視。

○探求コース
授業で得た学びを、放課後などの時間を使い、個人・グループで深めていく。学習や生活の中で得た基礎的な知識・技能を活用し、自ら設定した課題に向けて主体的・対話的に深く掘り下げる「探求活動」に重点を置くコース。平日6時間、土曜日4時間。今後大阪高校が最も力を入れようと取組しているコース。

【入試基準】
学校の実力テストにおける基準については
お通いの教室までお問い合わせください。

【合格の目安】

合格者最低点(入試当日点)

○文理特進コース  専願252点  併願257点
○総合進学コース  専願152点  併願155点
○探求コース    専願199点  併願198点

【大学進学実績】

<国公立大学>(2021年度 浪人生含む・進学先人数)

神戸大1名、北九州市立大1名、九州工業大2名、滋賀大1名、
島根大1名、富山大1名、長野大1名、国公立大合計11名

<私立大学> (2021度 浪人生含む・進学先人数)

関西大8名、関西学院大7名、同志社大1名、立命館大2名、京都産業大23名、
近畿大17名、甲南大3名、龍谷大7名、私立大学合計544名

【参加した社員の感想】

府名のつく「大阪高校」、どの都道府県も都道府県名の学校は伝統高が多いですが、私立大阪高校も創立昭和2年の伝統高です。阪急相川駅から、わずか徒歩1分の好立地です。

「大学進学だけが正論」という考えに異議を唱えていて、現状は高校入学がゴールになっている生徒が多く、大阪高校では「5教科だけが勉強ではない!」という教育指導を行っております。

京都大学の教授に伺っても、「京大生は、入試テクニックが抜群で問題は解けるが、自分自身で問題を考えていくことや問題意識を持っていくことが苦手」と話していて、難関大学の学生に弱点は「知識を覚えることを繰り返してきただけで、個人としての意見はない」「挑戦意欲はあまりない」「自分の考えを人に論理的に述べる言語能力が不足している」の3点をあげています。

大阪高校ではこの弱点を克服すべく、生徒が自ら課題を設定して、解決に向けて情報を収集・整理・分析したり、周囲の人と意見交換・協働したりしながら進めていく「探求コース」を2019年度より学習カリキュラムに取り入れしていて、このコースが大阪高校の最大のセールスポイントです。

具体的な内容は自信像を客観的に認知する「メタ認知」、物事を批判的に見る「クリティカルシンキング」、他者の心を類推する「心の理論」、この他にも「限界集落」「中崎町再生」「カンボジア貧困撲滅」などがあります。

進学についての説明が多い塾対象説明会の中で、あえて大学進学テーマははずして、高校生活を経てどういう考えを育成していくのかを主軸とした説明には珍しいと感じました。

早稲田摂陵高校

2022年説明会
【所在地とアクセス】

 

茨木市宿久庄7-20-1

阪急茨木市駅・JR茨木駅・阪急石橋阪大前駅阪急北千里駅
北大阪急行千里中央駅よりスクールバスが運行。


【コース・定員】

Wコース35名
スーパー特進コース70名
特進コース105名
吹奏楽コース35名


【入試科目】

〇学力考査
(国語120点・数学120点・英語120点、社会70点、理科70点、500点満点)
Wコースからスーパー特進、スーパー特進から特進コースへの回し合格有。
吹奏楽コースのみ国語120点、数学120点、英語120点+実技+面接


【各コースの特徴】

<Wコース>
35名で構成されたクラスで、難関国公立大や早稲田大学系属校特別推薦のいずれかでの進学を目指すコース、早稲田大学推薦枠約20名、3年間クラス替えなし35名全員が自分の研究テーマを持って、2年時より専門演習(ラボ)が始まり、専門の教員の指導の下自らの研究を深めていく。

<スーパー特進コース>
国公立大学・関関同立などの難関私立大学・早稲田大学係属特別推薦を目指すコース。早稲田大学係属校特別推薦枠約20名、大学入試共通テストの徹底演習と、2次試験の徹底指導で難関大学合格力を養成する。

<特進コース>
産近甲龍大などの有名私立大学の進学を目指すコース。文理それぞれの進路に合わせた集中カリキュラムで、合格に向けた学力を養成する。国公立大を目指す人は、スーパー特進以上のコースに合格してもらう必要有。早稲田大学推薦枠はなし頑張り次第で、2年時からスーパー特進コースへの編入可能

<吹奏楽コース>
普通科授業に加えて、音楽に関する専門教育が行われている。有名私立大学や音楽大学へ進学を目指すカリキュラム。音楽を学ぶには、恵まれた環境。一流講師陣によるマンツーマンレッスンや在学中に1度の海外演奏旅行有。


【合格の目安(参考)】

<Wコース> 
専願:五ツ木模試 偏差値60、大阪進研模試 偏差値62
併願:五ツ木模試 偏差値63、大阪進研模試 偏差値65

<スーパー特進コース>
専願:五ツ木模試 偏差値55、大阪進研模試 偏差値57
併願:五ツ木模試 偏差値58、大阪進研模試 偏差値60

<特進コース>
専願:五ツ木模試 偏差値50、大阪進研模試 偏差値52
併願:五ツ木模試 偏差値53、大阪進研模試 偏差値55


【大学現役合格者実績】(2022年度)

早稲田大26名、明治大2名、関西大22名、近畿大80名、
大教大2名、関西学院大30名、龍谷大82名、立命館大14名、京都産業大49名など


【参加した社員の感想】

学校は茨木市宿久庄という車でないと行きづらいところにあり、前述の5箇所の駅からスクールバスが運行しておりますが、通学時間帯は1本しか運行していないため、通いにくさは感じました。それ故、自転車で通える通学圏内の生徒が44%を占めている現状だそうです。

早稲田摂陵といえば、セールスは何といっても「早稲田大学への推薦枠」につきると思います。早稲田大学特別推薦は40名程度で、Wコース約20名、スーパー特進コース約20名で、早稲田大学への進学希望者はこの2コースに入学していただく必要があります

選考基準は高校3年間の成績・模擬試験・校内模試・英語資格などで行われます。早稲田大学の13学部で各3名の選定で、同じ学部に4名以上は推薦ができません。学部も様々で、東大より難しいと言われる政治経済学部もあれば、夜間学部である社会科学部もあります。法学部・経済学部もあれば、スポーツ科学部などもあり、学部ごとの偏差値も隔たりがあるようです。

推薦枠を争ってギクシャクするようなことはないようです。早稲田大学進学ですと、東京への引越しや生活費も発生するため、地元の大学に進学される生徒も多いようです。

「どうしても上京して、早稲田大学に入学して、こういうことをしてみたい!」という強い情熱を持った方にはお勧めの高校です。

吹奏楽については、全国でも指折りの英才教育が実施されており、県外からの入学生も多いです。将来は何か音楽に関わる仕事に就きたいという方には、吹奏楽コースのあるこの高校はお勧めです。

梅花高等学校

2021年説明会
【所在地とアクセス】

 

大阪府豊中市上野西1丁目5-30

◇阪急電鉄宝塚線『豊中』駅から徒歩13分


【学校紹介】

高校では何を学びたいかに主眼をおいた、リベラルアーツコースとアドバンスコースの2つを設置しています。リベラルアーツコースでは、各専攻に適した施設や環境が整っています。また教育面では、横断的な共通性やつながりに重きを置いた学びで、広い視野や独自の視点を深めて自らの人生を設計していくことができます。一方アドバンスコースでは、いつでも質問のできる自習スペースや一人ひとりのニーズに合わせた選択制の特別授業があります。また河合塾と連携しながら校内で大学入試対策講座を実施し、さらなるレベルアップが図れます。


【コース紹介】

リベラルアーツコース アドバンスコース
それぞれの専攻で、進路に応じた専門性を高める教育を行う。 国公立・私立大学、医療・看護系への進学を見据えたカリキュラムで学習する。
総合進学専攻 特進S専攻
国際教養専攻
こども保育専攻
調理・製菓専攻 医療看護専攻
舞台芸術専攻
アートデザイン マンガ・イラスト専攻

【2022年度 高校入試】

◇募集定員

計280名(内部進学者を含む)

※出願時、専攻を第2希望まで記入が可能

※コース・専攻の変更は、1学年末に可能

◇受験科目

国語・数学・英語 (専願者のみ面接実施)

各科目 配点:100点、時間:50分

※英語はリスニング問題あり

※各専攻共通問題

◇英検取得級による英語の得点換算

合格級 準1級以上 2級 準2級 3級
換算点 100点 90点 80点 70点

※換算した点数と英語の本試験の点数と比較し、高い方の点数を英語の成績とします。


【卒業後の進路】

◇例年90%以上の生徒が大学・短大・専門学校へと進学

2021年度 93.6%, 2020年度 93.4%, 2019年度 90.5%

◇梅花女子大学への学内推薦

昨年度の学内推薦実績 計121名(学内推薦枠:129名)

学部 学科 人数
看護保健学部 看護学科 29
口腔保健学科 10
心理こども学部 こども教育学科 25
心理学科 15
文化表現学部 国際英語学科
日本文化学科
情報メディア学科 20
食文化学部 食文化学科
管理栄養学科

◇大学進学状況(2017年~2021年)

国公立大学 21名

大阪・大阪市立・大阪府立・奈良女子・滋賀・神戸市外語・神戸市看護

横浜国立・国際教養・防衛大学校・防衛医科(看護)など

関関同立 124名

産近甲龍 86名

四女子大 152名

同志社女子・神戸女学院・京都女子・武庫川女子


【指定校推薦】

◇昨年度の指定校推薦(抜粋) 160校740名

〈難関・中堅私立大学、女子大学〉

関西(12)、関西学院(8)、同志社(1)、立命館(2)、近畿(4)、甲南(2)

京都女子(1)、武庫川女子(2)、甲南女子(5)、神戸女子(7)、日本女子(3)など

〈キリスト教同盟枠〉

ICU(1)、青山学院(12)、明治学院(2)、フェリス女学院(5)など

〈教育連携協定校〉

同志社女子(6)、神戸女学院(13)

※その他にも、各コース専攻に合った指定校先があります。


【入試行事】

◇オープンキャンパス

9月25日(土) 10月16日(土) 10月31日(日)

◇入試説明会

11月20日(土) 12月4日(土) 12月19日(日)


【所感】

梅花高校は指定校推薦が充実している高校であると感じました。厳しく大学受験の勉強をして一般入試での合格を目指すというよりも、定期テストで点数を取って指定校推薦での合格を目指すという生徒さんが多いのかなと思います。国公立大学への進学を考えるなら、特進Sコースに合格しなければ厳しいかもしれません。

指定校推薦の枠の多さを考えると、勉強が得意という訳ではないが、大学への進学を希望し、コツコツ取り組める真面目なタイプの女の子にはお勧めできる高校だと思います。

雲雀丘学園

2020年説明会

◇住所
宝塚市雲雀丘4-2-1
阪急雲雀丘花屋敷駅より徒歩3分
(駅から学校内に直結した専用通路有)

 


◇コースと定員について

○文理探求コース
定員 : A日程100名 B日程15名
目標大学 : 東京大学、京都大学などの最難関の国立大

雲雀丘学園は幼稚園から高校までの一貫校ですが、文理探求コースは全員高校から入学した生徒ばかりのコースです。2年次から文系探求と理系探求の2コースに分かれます。

※中高一貫の「一貫探求コース」もありますが、中学生が受験できるのは文理探求コースのみ。

◇合格の目安
およそ偏差値60~70程度の生徒が受験しています。

併願する公立高校のイメージとしては
北野・茨木・豊中・千里・池田あたりが多いと思います。

2020年度併願合格者は兵庫525名、大阪366名でした。しかs、兵庫県の高校にかかわらず入学者は兵庫12名、大阪92名と圧倒的に大阪府からの入学者が多い現状です。というのも兵庫入試は公立第二志望への回し合格で、公立合格なるケースが多いためです。大阪府にはない制度ですね。

◇大学進学実績
国公立 : 141名(112) ※(  )内は現役合格数、※一貫コース生含む
京大2名(1)、阪大14名(11)、神大16名(11)
大阪市大8名(7)、大阪府大6名(6)、兵庫県立大17名(11)、奈良女子大9名(3)

私立大学
同志社52名(42)、立命72名(57)、関大82名(66)関学76名(73)
甲南大26名(19)、京都産業大24名(21)、龍谷大34名(30)、近畿大148名(126)

国公立大現役合格者数が2009年度21名→2020年度112名と、11年間で6倍近くにアップしています。

2020年度卒業生287名のうち、国公立大現役合格率は39%。5名に2名が国公立大に現役合格しているということになり、とても良い数字だと思います。

10年前は偏差値60くらいでしたが、現在は65~67へアップしています。サンデー毎日の「この10年で伸びた学校」で2019年度に西日本で5位にランクインするほど、進学実績向上中の高校です。

「難関国立大に推薦、AO入試に強い学校」でも39校中6位にランクインしているとのこと。内訳は大阪大5名、神戸大1名です。

毎年一定数の入学者数を積み重ねた結果、大阪大や神戸大の推薦枠、AO入試枠を築くことができたようです。AO入試とは、部活動などで全国大会等の実績をあげた生徒が、グループ面接2回くらいとセンター試験を経て合否判定が行われる入試です。

Hibari探求プロジェクトというプロジェクトがあり、大学・企業・研究所での実地研修を受けることができます。

例)
サントリー生命科学財団→「アミノ酸配列」「遺伝子の増幅」
鳥取大医学部→「染色体」「脳」「がん」
ひょうご税理士法人→「財務会計コンサルティング」など

将来の職業や目指す学部の選択に役立てれそうです。

※完全な余談ですが、雲雀丘学園の経営母体はサントリーです。

◇参加した社員の感想
他校と違いを感じたのは、コースを1つに絞っている点です。つまり在校生が全員ハイレベルクラス所属ということになります。今年は大阪府で一番受験倍率が高かった豊中高校の不合格者が多数入学しており(WILLからも豊中不合格→雲雀丘学園のケースを出してしまいました)、更なる国公立大現役合格率アップを目指している様子でした。

豊中高校の合格基準は我々や保護者様が中学生の頃よりも、格段に高くなっています。ですので、レベルの高い不合格者を多く受け入れることで、この高校は大きな恩恵を受けて、大学の合格実績に繋げていると言うこともできます。

各先生もエネルギッシュな印象で、かつ親切でした。「卒塾生が進学している」と告げると、その生徒のクラスと時間割を調べて下さり、教室内で授業風景を見学することができました。

先述の通り、兵庫県宝塚市の高校ながら大阪府からの入学者が多く、これからも豊中市在住のハイレベルな公立高校を目指す中学生には併願校として非常に貴重で、なくてはならない存在が続くと思われます。

最寄り駅から下車してすぐに学校があるのは、結構珍しいかもしれません。お子様の通学上の安全面でも安心できます。

大阪薫英女学院

2020年説明会

 


◇住所

摂津市正雀1-4-1
・阪急京都線「正雀駅」より徒歩5分
・JR東海道線「岸辺駅」より徒歩10分

◇コースと定員について
・国際科 80名
国際特進コース(ニュージーランドorカナダ長期留学1年間)
国際進学コース(ニュージーランドorカナダ長期留学1年間)

・普通科 120名
文理特進コース
英語進学コース(留学希望制)
総合進学コース
スポーツ・特技コース

*スポーツ・特技コースは専願のみ

*2020年度より、スーパーアドバンストコースが国際科特進コースに、
スーパーイングリッシュコースが国際科進学コースに名称変更されました。

◇入試科目
○学力考査
5科型と3科型(英数国)から選択可

5科型配点 : 国語100点、社会50点、数学100点、理科50点、英語200点
3科型配点 : 国語100点、数学100点、英語200点→合計点400点を500点満点に換算
*スポーツ・特技コースのみ3科目限定(国語100点、数学100点、英語100点)

○面接(国際科のみ実施、保護者同伴、合否判定には無関係)
受験日第一日が学力考査、第二日が面接

◇合格の目安
具体的な実力テストや内申点の目安を確認しておりますが、
ネット上での公開は控えさせていただきます。

通常コースで5教科の通知表3程度、
上位コースで4、少し5があるぐらいだとお考えください。

公立の併願としては上位コースは箕面高校や桜塚高校
通常コースは刀根山高校、千里青雲高校あたりの学生が多いです。


◇大学進学実績


国公立大学(2019年度卒業生 進学者人数) 7名

大阪教育大2名、筑波大1名、奈良教育大1名、大阪府立大1名、
群馬県立女子大1名、公立鳥取環境大学1名

私立大学(2019年度卒業生 合格者人数)
早稲田大2(1)、上智大4(3)、明治大3(1)、立教大1(1)
関西大19(15)、関西学院大17(17)、同志社大11(7)、立命館大8(5)
京都産業大3(1)、近畿大21(6)、甲南大3(3)、龍谷大7(1)、
摂南大4(2)、追手門大6(4)、京都女子大3(2)、同志社女子大8(7)
神戸女学院大4(4)、京都外大21(8)、関西外大35(15)、
甲南女子大19(5)、阪南大11(2)など

※( )は進学者数

昨年度大学受験傾向は、新入試を控えた超安全志向性があった中で、例年並みの進学結果を維持。関関同立現役進学率は、大阪府14位、大阪府私立5位、大阪府女子高2位と好位置をキープできていることを薫英の先生方はアピールしていました。

◇指定校推薦枠

関西大学・・15名→14名、関西学院大学・・5名→4名、
同志社大学・・2名→3名、立命館大学・・9名→6名
(2019年度→2020年度、所属コースの限定なし。薫英生なら全員エントリー可)
指定校推薦枠は昨年度に比べてややダウンです。

◇参加した社員の感想

○入学の難易度の割には、関関同立を含む多数の指定校推薦枠がある点は魅力。入学後に薫英の定期テストで頑張れば、いろいろな私大の指定校推薦枠の選択範囲は広がります。新設校にはない、伝統校ならではの長年の実績の蓄積と感じます。

○国公立大学は厳しいが、私立大学への進学については、進学先大学難易度の幅は結構広いですが、大学進学者数は多数。在学中にしっかりとしたプログラムの元できっちりと勉強に取り組みさせたという点を伺えます。

○また薫英といえば英検、国際科は全員カナダかニュージーランドへの1年間留学を課されており、その成果もあってか、昨年度は1級3名、準1級41名、2級76名、準2級45名の合格者を輩出しています。高校時代に留学を経験したくて、将来は英語を活かせる仕事に就きたいという人にはお勧めの高校です。

現高3生も、現時点で準1級に55名が合格しており、準1級の2次試験合格率は100%とのこと。2級までは合格できても、準1級合格は難しいです。

○1級もすでに本年度合格者が出ており、19年連続1級合格者輩出とのこと。1級は大学生・社会人でも合格はなかなか厳しいです。英検対策授業のノウハウが優れています。

○この抜群の英検合格率を、うまく大学入試に結び付けることができていると思います。特に私立大学は英語の配点が高いため、入試で有利に働くことになるでしょう(推薦受験資格:英検○級所持者なども・・・)。

○高校生のうちに「英検準1級、絶対取るぞ!」という大志を抱く女の子にはお勧めの高校です。

関西大倉高校

2021年説明会
【所在地とアクセス】

 

大阪府茨木市室山2丁目14-1

◇5方面からのスクールバス利用可


【学校紹介】

2022年度に創立120周年を迎えることで、3つの新たな取り組みを進めています。1つ目は、2021年4月からの制服のリニューアルです。基本の紺のブレザーのほか、豊富なオプションがあります。季節に合わせて自由自在に自分らしい着こなしができます。2つ目は、2022年4月に全てが完成予定の新校舎と改築です。すでに高校教室棟は完成しており、現段階では中央共用棟を進めています。そこには、学習センターや図書館、サイエンスラウンジ(理科実験室)の建設を予定しており、より一層の学習設備の充実が期待できます。3つ目は、21世紀型新教育の取り組みです。すでに各教室にプロジェクターを設置し、一人一台iPadを配布している中で、それらの活用を増やして効率の良い学習を目指しています。また授業に討論やグループワークを多く取り入れることで、自分の意見を表現する力や他者の考えを聴く力を磨くことができます。


【コース紹介】

◇特進Sコース ・・・ 東大、京大など最難関大を目指す。(定員:約35名)

◇特進コース ・・・ 阪大、神大など難関大を目指す。(定員:約160名)

◇総合コース ・・・ 国公立大も視野に入れ、推薦や総合型選抜対策も充実。(定員:約120名)

※来年度の総合コース募集人数は120名と減り、合格基準点があがる可能性が高いです。


【2022年度 高校入試】

◇募集定員

特進Sコース:約35名、特進コース:約160名、総合コース:約120名(今年度160名)

※来年度の総合コース募集人数は120名と減り、合格基準点があがる可能性が高いです。

◇受験科目

国語・社会・数学・理科・英語 (面接なし)

各科目 配点:100点、時間:50分

◇試験日

2月10日(木) ※感染症等の対応入試 2月26日(土)

◇英語外部検定制度による優遇

・英検準1級→100点
・英検2級→80点
・英検準2級→70点

※本試験の点数と比較し、高い方の点数を英語の成績とします。


【合格最低点推移】

志願者 19年度 20年度 21年度
特進S 専願 385 385 395
併願 390 390 400
特進 専願 325 325 325
併願 335 335 335
総合 専願 260 255 260
併願 280 275 280

各コースの合格の目安は

特進Sは400点以上(専願、併願)

特進は330点(専願)・340点(併願)

総合は260点(専願)・280点(併願)

ただし、特進Sコースは合格最低点が少しずつ上がっているので難易度が高くなっています。

19年度(専願):385点→21年度(専願):395点

19年度(併願):390点→21年度(併願):400点

また偏差値では、およそ60~70程度の生徒が受験しています。

併願する公立高校は

特進S : 北野・豊中

特進 : 豊中・(池田)

総合 : 池田・(箕面)

あたりが多いです。


【2020年度大学合格実績(抜粋)】

◇旧帝国大学

北海道3名、名古屋2名、京都4名、大阪16名

◇国立大学

千葉1名、東京工業1名、横浜国立3名、信州2名、静岡2名、名古屋工業2名、京都教育2名、大阪教育9名、神戸17名、奈良女子4名、和歌山7名、鳥取3名、広島3名、岡山3名、徳島3名

◇公立大学

滋賀県立3名、京都府立6名、大阪市立6名、大阪府立12名、兵庫県立9名、奈良県立3名

◇私立大学

慶應義塾1名、早稲田2名、東京理科3名、中央2名、法政1名、明治3名、関西94名、関西学院58名、同志社59名、立命館146名、京都産業66名、近畿188名、甲南24名、龍谷133名

◇国公立医歯薬系

医学部医学科7名、歯学部1名、薬学部4名

◇私立医歯薬系

医学部医学科1名、歯学部1名、薬学部48名


【2020年度入試トピック】

卒業生の84%が現役で合格しており、国公立大学の現役合格者は4年連続130人(卒業生:457人)を超えています。国公立大学を第1志望としていた生徒の1.8人に1人が現役で国公立を合格しています。また私立高校としての立命館大学合格者は全国3位です。(昨年までは2年連続1位)


【指定校推薦】

指定校推薦枠の総計は550程度です。昨年度ではGMARCH、関関同立だけでも58人の枠がありました。

高校の定期テストで常に上位をキープして指定校推薦を狙うのも選択肢のひとつです。

◇昨年度の指定校推薦(抜粋)

早稲田大学:2名 明治大学:3名
学習院大学:1名 東京理科大学:6名
同志社大学:11名 立命館大学:8名
関西学院大学:11名 関西大学:11名

【入試行事】

◇高校説明会

10月23日(土),30日(土)  11月13日(土),27日(土)  12月11日(土)

◇文化祭

9月25日(土),26日(日)


【参加した社員の感想】
説明会当日、数人の生徒たちと会いましたが、真面目なオーラを持った子が目立っていました。すれ違った時なども挨拶をしっかりしてくれるなど、礼儀正しさもしっかりと身に付けている学生が多い印象を持ちました。
年度替りのときには上のコースに進むこともできますし、高校に入ってから頑張って国公立を目指したいという生徒には良い選択肢だと思います。一方、指定校推薦の枠も多いので、公立高校に比べて色々と進路の際は手厚いフォローを受けられるように感じました。

2019年説明会

 

◇住所
茨木市室山2-14-1
阪急石橋駅よりスクールバス

◇コースと定員について
○特進Sコース 定員約35名 1クラス
目標大学:東京大学、京都大学などの最難関の国立大

○特進コース  定員約160名 4クラス
目標大学:大阪大学、神戸大学などの全国難関国公立大学

○総合コース  定員約160名 4クラス

目標大学:国公立大学、早慶、関関同立などの難関私立大

◇英検による優遇

・英検準1級→100点
・英検2級→80点
・英検準2級→70点

※当日の英語本試験と英検での優遇による点数を比較し、高い方の点数を成績とする

◇合格の目安

およそ偏差値60~70程度の生徒が受験しています

併願する公立高校のイメージとしては

S特進 : 北野・豊中
特進 : 豊中・(池田)
総合 : 池田・(箕面)

あたりが多いと思います。
回し合格※があります。

※第一希望・第二希望と希望するコースを書くことができ、たとえば特進コースで合格できなかったとしても、総合コースでの合格最低点に達していれば総合コースで合格することができるという制度

池田高校を狙える生徒でも、実力テストが弱いタイプの生徒なら特進ではなく総合コースに回されてしまう可能性が高いです。同様に箕面高校を狙える生徒でも、通知表で点数を稼ぐタイプなら厳しい判定が出ます。関西大倉を狙うなら、10月・11月の実力テストで結果を残すことを第一に考えて勉強してください。


◇大学進学実績

国公立 : 176名(107) ※(  )内は現役合格数

特進S : 京大7名(2)、阪大9名(6)、神大6名(5)、大阪市大4名(2)など
特進 : 神大6名(4)、九州大6名(3)、滋賀大14名(11)、大阪市大11名(7)など

私立大学
特進S : 同志社31名(14)、立命25名(12)、関大13名(8)関学13名(8)
特進 : 同志社38名(20)、立命124名(67)、関大74名(35)関学35名(29)
総合 : 同志社16名(14)、立命26名(16)、関大17名(13)関学9名(6)

※全て進学先人数

実人数での合格者数ですので、だいたいどのコースに入ればどのあたりの大学に入学しているのかが見えやすいのが親切です。

また、昔は関西大倉は各私立大学とのパイプを売りに生徒を集めていました。実際、過去に新見が受験したときも、当時は特進コースの上に「立命館提携コース」が1クラス設置されていました。その関係から、今でも私立大学への指定校推薦枠が多いのが特徴です。上のコースの生徒はガンガン実力をつけて国公立を目指し、総合コースの生徒は指定校推薦枠を使って進学するケースも多いのではないでしょうか。気になる親御さんは、高校説明会で担当の先生に質問してみてください。特に総合コースに進みそうな受験生ほど聞いておきたいですね。

◇参加した福成の感想

今回の説明会では、特に補習についての説明はありませんでした。その代わりに説明があったのが、高大連携講座「学問体感」でした。これは大学の先生に来ていただいての講義になります。

全国津々浦々の大学教授を招聘しての講座で、例えば講義タイトル「高分子材料を医療に活かす」京都大学再生医科科学研究所とあって、この研究所はIPSでノーベル賞受賞の山中教授の所属しているところで、その研究所の所長が講義されるというハイレベルな講義です。

日本医療最先端の研究で、20~30年後の世界中の人々を救う研究であり、受験生もこういう現場のお話が聞ければ、将来の目指す道を決めるきっかけになり、その進路のための正しい学部選択にもつながります。

医療研究所に入るためには医学部出身者だけではなく、理学部出身者や工学部出身者もいて「医学部出身じゃないとダメ!」という誤った固定観念を覆すこともできます。

箕面自由学園

2021年説明会
【高校の場所】 豊中市宮山町4-21-1

 

阪急箕面線「桜井駅」より南へ徒歩7分


【コースの変更点】

昨年度からの主な変更点 ・・・ SS特進の新設、特進ⅠとⅡの統合

2021年 2020年 公立高校の併願目安
SS特進 設定なし 豊中
スーパー特進 スーパー特進 池田
特進 特進Ⅰ 箕面、桜塚
特進Ⅱ
文理 文理 刀根山

【今年度のクラス別入学生】

最難関大を目指すSS特進コースが新設されて、今年度の入学生は計756人です。

Ⅰ類 SS特進 42 1クラス
スーパー特進 89 2クラス
特進 330 8クラス
Ⅰ類合計 461 11クラス
Ⅱ類 文理進学 217 6クラス
クラブ選抜 87 2クラス
Ⅱ類合計 304 8クラス
総合計 756 19クラス

SS特進コースの設定により昨年度から数学と理科の講師を増員し、理系に特化した体制を図っています。また増員講師は、元豊中高校講師や宝塚北高校グローバルサイエンスコース担当だった方で、最難関国立大学への進学にも力を入れているようです。新コースのセールスポイントは、今まで以上に質の高い講師陣の充実だと説明していました。


【2021年度進学実績】

国公立大:大阪大学3名、大阪市立大1名、大阪府立大5名、京都教育大1名、兵庫県立大3名

滋賀大2名、奈良県立大1名、北海道大1名、東京都立大1名、横浜市立大1名

名古屋市立大1名、防衛大学校1次合格者13名など計81名

私立大:関西大73名、関西学院大41名、同志社大11名、立命館大37名

京都産業大97名、近畿大121名、甲南大22名、龍谷大91名など。

2021年度では、東京大学及び京都大学の進学者がいなかったものの、2020年度では東京大学1名、京都大学1名の合格実績があり、最難関大を目指せる体制が徐々に整備されていることが伺える。

また、地方国公立大への進学も目立っており、上位クラスのコースに入学できれば、ある程度のレベ

ルの大学は目指せそうである。


【感想】

今回の学校説明会を通じて「これぞ!箕面自由学園の特徴!」とも言える指導方針を感じ取ることができました。それは「自らの人生を自分でデザインできる生徒を育成する」ことです。これは、生徒一人一人に「自分の意思を持って、時代を客観視できる視点を持ってほしい」という思いから生まれた方針だそうです。単なる「受験指導」ではなく人生そのものを考える「生き方指導」に力を注ぐことで、生徒自身のモチベーションをも上げて学力向上にも繋がっているのだと感じました。

また、これは生徒だけでなく学内の講師陣にも言えることだと校長は言っていました。日頃から講師も自らを磨き、生徒と一緒に汗をかいて取り組んでいる姿が目に浮かびました。

2020年説明会

 

◇住所
豊中市宮山町4-21-1
阪急箕面線「桜井駅」より南へ徒歩7分

◇コースと定員について
SS特進 : 30名
スーパー特進 : 80名
特進コース : 170名
文理進学 : 200名
クラブ選抜(専願のみ) : 80名

◇合格の目安

だいたい偏差値が50弱から60強ぐらいの生徒が受験しています。
併願する公立高校のイメージとしては

(豊中)、池田、千里、箕面、北千里、桜塚、山田、刀根山、千里青雲、豊島

あたりが多いと思います。

上位コースは池田高校、箕面高校、特進コースは北千里、桜塚、
文理進学は刀根山・千里青雲あたりが多いでしょう。

◇2021年度からの設定のSS特進コースの特徴

・東大・京大・阪大などの最難関大学を目指すコース。数理に力を入れる。

・昨年度まで数学講師は8名でしたが、今年より20名に。理科講師は昨年度まで3名でしたが、今年より14名に増員しました。増員講師は、元豊中高校講師や宝塚北高校グローバルサイエンス担当だった方々で、最難関国立大学への進路指導経験者。

・田中校長も「理系なら、関関同立よりも地方国立大へ行け!4年間勉強した後は、国立の大学院へ進学しろ!」という明確な考え方で指導を行っているようです。地方国立大を勧めるのは、難関私大よりも国立の大学院へ進学しやすいから、だそうです。

◇部活動について

「2019箕面自由高校の説明会に参加してきました!」
の記事にもあるように、これまではS特進は部活動が不可でした。

しかし、来年度はSS特進を含む全てのコースで部活動の禁止はなくなったようです。ただし、厳しい練習の部活動と特進コースの両立は簡単ではないので、よく考えた上で入部するように、とのことでした。

◇大学進学実績

【国公立大】
89名(前年比22名UP)
京都大1名、大阪大4名、神戸大1名、大阪市大3名、岡山大3名、徳島大7名、香川大2名、山口大2名、九州工大2名、防衛大19名など

【私立大学】
関西大70名、関西学院大25名、同志社大14名、立命館大32名
京都産業大78名、近畿大92名、甲南大15名、龍谷大60名

◇参加した社員の感想

・国立の岡山大3名、徳島大7名、香川大2名、山口大2名、九州工大2名はすべて理系学部の合格者で、箕面自由学園の独特な個性を感じました。理系なら国立を勧めるという、まさに有言実行でした。

・学校として理系強化にあたって、東大や京大の合格者も輩出し、いよいよ国立最難関大を目指すコースにつながったようです。よって理系学部を目指す中学生には、SS特進コースはお勧めです。文系学部については、現状理系学部ほどの実績はありません。

・現1年生のみ来年4月よりSS特進コースへ編入可能です。編入条件は編入試験ではなく、本人の希望と普段の成績や授業態度を勘案して決定するそうです。現2年生は編入不可。

・箕面自由学園の田中校長も、高校受験時は公立専願なのに不合格になるという波乱万丈な経験をされているそうです。この田中校長のリーダーシップが箕面自由学園を改革したと感じました。

2019年説明会

 

◇住所
豊中市宮山町4-21-1
阪急箕面線「桜井駅」より南へ徒歩7分

◇コースと定員について

スーパー特進 40名
特進Ⅰ類 80名
特進Ⅱ類 160名
文理進学 200名
クラブ選抜 80名

*クラブ選抜コースの対象クラブ
吹奏楽部、アメリカンフットボール部、チアリーダー部
女子バレー部、男子バスケットボール部

◇スーパー特進と特進Ⅰ類の特徴

平日7限目、土曜4限まで授業があります。勉強合宿、長期休暇での講習などを通して学力を伸ばすための学習習慣を確立させます。

なお、スーパー特進は部活不可です。うちの塾生でも、スーパーに合格できる学力はあるものの、部活動をしたいという理由で特進Ⅰで願書を出す生徒は結構います。ですので、コース選択の際には部活をしたいかどうかも考えて選んだ方がいいと思います。

◇合格の目安

だいたい偏差値が50弱から60強ぐらいの生徒が受験しています。

併願する公立高校のイメージとしては

スーパー特進 : (豊中)、池田、千里、箕面、北千里
特進Ⅰ類 : 池田、千里、箕面、北千里、桜塚、刀根山、山田
特進Ⅱ類 : 桜塚、刀根山、山田、豊島、千里青雲、吹田東
文理進学 : 豊島、千里青雲、吹田東

あたりが多いと思います。

スーパー特進と特進Ⅰ類が偏差値60前後、特進Ⅱ類が50半ば、文理進学が50前後が多いです。


◇大学進学実績

【国公立大】
77名(前年比55名UP)
京都大2名、大阪大3名、神戸大2名、大阪市大2名、防衛大15名など

【私立大学】
関関同立計127名 産近甲龍計135名 私立大学 合計 404名
関西大66名、関西学院大23名、同志社大10名、立命館大19名
京都産業大27名、近畿大59名、甲南大15名、龍谷大34名

◇参加した福成の感想

年々受験者も増加しており、国公立大学や関関同立の合格者も増えているとあって、説明も自信に満ち溢れていました。説明の中心、学校のセールスポイントは、「朝活」「デザインタイム」の2つでした。

「朝活」は午前8時からSHR開始の午前9時までの勉強時間で、I-Padを使用した英単語の暗記など各々が自分の進度で行っているようです。「デザインタイム」は放課後を利用した追加授業で、自分をデザインする時間、進路に必要な分野の勉強ができる時間を指します。通常授業7限終了の16:20の後から19:00まで実施しています。学年により異なるが、1週間で10~20講座くらい設定があります。

「デザインタイム」の内容は「理系発展ゼミ」「社会私学ゼミ」などから「英語基礎」「数学基礎の基礎」「漢字検定」「ニュース検定」「中国語基礎」など様々で豊富な科目があります。講座内容は生徒アンケートから決めているとのこと。「株券を発行した会社経営」についての講座などもあり、こんな講座があるのかと驚きました。

「朝活」「デザインタイム」ともに強制ではなく自由参加であるが、生徒の受講率は非常に高いそうで、夕刻は外部で習い事のある生徒以外は、学校に残っているとのことでした。

大商学園

2018年説明会

 

校舎はモダンな作りです。専門学校のような建物ですね。
通常の学校で見られるガラガラと開けるような門でなく、エントランスって感じです。

◇住所
豊中市利倉東1-2-1
阪急宝塚線 服部天神駅より徒歩10分

大商学園は塾からも近いので、選択肢に入れやすい高校ですね。
受験生のレベルとしては、平均点、もしくはそれよりもちょっと下の学力層になると思います。
定期テストで言えば250点弱から350点弱ぐらいのイメージです。

◇コースと定員について
・普通科 320名 特進Ⅰ・特進Ⅱ・情報・進学の4コース
・商業科 40名

◇入試について
・学力考査(英数理社国の5教科)
・面接(受験者全員に実施。1人およそ2~3分。特別難しくない)

※特進Ⅰの場合、第二志望として特進Ⅱもしくは進学コースの出願も可能
※特進Ⅱの場合、第二志望として進学コースの出願も可能

◇各コースの特徴

【特進Ⅰ】(1組)
難関国公立や関関同立への合格を目指すコース。1年次より朝テスト、放課後には講習を実施。夏休みは冬休みの長期休暇中には進学講習や勉強合宿も実施。クラブとの両立は難しい。

【特進Ⅱ】(2~4組)

国公立大や産近甲龍などへの合格を目指すコース。Ⅰ類と大きく違う点は、クラブ活動との両立が可能。
クラブ活動の生徒のために、19時からの特別講習やiPadを使用した自宅学習用のアプリも取り入れている。

【情報コース】(5組)
情報社会に対応できる技術・能力を育成して、国家資格の取得を目指す。大学の情報関係学科への進学も対応。

【進学コース】(6~12組)
四年制大学への進学を目指すコース。放課後の進学講習を実施。3年生からは自由選択科目を導入し、生徒一人ひとりの様々な進路のサポートをしている。

【商業科】(13組)
「検定取得」と「英会話」に特化したコース。簿記検定や英検の取得を目指し、大学進学や就職にも力を発揮できるカリキュラムにしている

高校に入っても部活動に打ち込みたい子は、特進Ⅰは避けた方がいいと思います。逆に、大学受験に向けて頑張りたい、リベンジしたいと思う子は、特進Ⅰでいいのではないでしょうか。

◇合格の目安

各中学の実力テストや通知表による合格基準の公表は控えさせていただきます。
気になる方は保護者懇談会のときに直接ご相談ください。

ちなみに通知表に「1」が1教科でもあれば合格不可です。

参考偏差値(専願-併願)
特進Ⅰ  45-49
特進Ⅱ  43-47
情報    42-44
進学    39-42
商業科  40-43

大阪進研より抜粋

◇大学進学実績
【国公立大】 実績なし
【私立大学】 関大11名 関学5名 同志社1名 立命4名
京都産業26名 近大30名 甲南5名 龍谷6名
私立大学 合計 404名

残念ながら今年は国公立大はいなかったようです。
例年は何人かいるとのことです。

やはりある程度のレベルの大学に入学しようと思えば「特進コース」に入らないと厳しいように思います
逆にレベルにこだわらなければ、「特進コース」ではなくても大学進学者は多そうです。

以前、塾生の兄弟姉妹で大商学園の特進コースに通わせた保護者の方がおられまして、その方は「特進コースに入学できるなら下の子も受験させたい」と仰っていました。逆に「特進コースが難しいようであれば、他の高校を検討しようかな」と。

通わせた保護者の方の声を聞く限り、「特進コース」は面倒見が良さそうで満足しておられたように感じました。

◇その他


制服の展示がありました。
制服って我々にはどうでもいいですが、女子には結構大切なようです・・・。


説明会後、希望者のみが対象の校舎案内がありました。
写真は図書館です。綺麗な設備が印象的でした。

また、現在新校舎を建築中のようです。来年の3月に完成予定のようですね。


説明会の会場です。
塾の先生っぽい雰囲気が写真から漂ってきますね(笑)

説明会では来年度の受験情報に加えて、遅刻者の推移や卒業率についての説明がありました。
卒業率は10年前は74%だったが、現在は94%にまでアップしていました。
それだけ生徒のケアをしているというアピールなのだと思います。

たしかに下のコースの学生は勉強が苦手な状態での入学になるでしょうから、そういった子を学力的に向上させようと思えば、まず遅刻・欠席をさせないのは大切です。
遅刻や欠席をする生徒で、勉強ができる子ってまずいませんから。

学校の取り組みとして、まずは地に足の着いた指導を心がけているという印象を受けました。

そのへんは公立と比べると、さすが私立って感じですね。
大商学園に限らず、どこも熱心な印象です。

最後に・・・

高校には自習室が用意されているのですが、なんと広い職員室の中に自習スペースが存在しているようです。
とても珍しいのではないでしょうか。

30名から40名ぐらいを収容できるスペースで、放課後は阪大の大学生がチューターとして入ってくれているとのことでした。
私立ならではのサービスですね。

職員室の中に自習スペースがあれば、生徒も静かに勉強しますよ。

興味が出た方は一度オープンキャンパスに参加して、実際に雰囲気を見てきてください。
色々と質問に答えてもらえると思います。

大阪成蹊女子高等学校

2021年 説明会

【高校の場所】

大阪市東淀川区相川3-10-62 阪急京都線「相川駅」より徒歩5分


【建学の精神】

建学の精神「桃李不言下自成蹊」は、桃や李(すもも)は何にも言わないが、その美しい花や実にひかれて人が集まってくるので、木の下には自然と蹊(こみち)ができるという意味です。徳があり、人に慕われ、信頼される人を育てることを教育の目標としている。


【コース・定員】

コース名

定員

特進

30名

看護医療進学

30名

総合キャリア

130名

幼児教育

90名

スポーツ

30名

音楽

30名

アート・イラスト

60名

合計

400名


【入試科目】

学力考査

国語100点・数学100点・英語100点の3科目(美術科以外、専願・併願共通)

美術科のみ、上記3科目+デッサン(昨年は「食品の箱」が題材でした。)

面接

専願者のみ実施、受験者1名に面接官2名、約5分間、デッサンは参考程度


【コース特徴】

特進コース

国公立大学・難関私立大学合格を目指す。5教科により力を入れ、2年次より文系・理系に分かれる。

他コース生徒より30分早く登校して朝学習実施。放課後に自習orクラブ活動の選択可能。

2泊3日琵琶湖勉強合宿有。

 

看護医療進学コース

看護医療系分野への進学を目指すカリキュラム。

併設大学の大阪成蹊大学に2023年度から看護学部設置予定。

 

総合キャリアコース

まだ将来の目標が見つかっていない方向け。

併設大学・企業等と連携した多彩な体験型授業で、自分に向いている職業・将来を考えてもらう。

 

幼児教育コース

幼稚園の先生、保育士を目指す方向け。保育に関する授業や園での体験授業も充実。

併設大学の大阪成蹊大学・短大の幼児教育学科へ優先入学制度有り。

 

スポーツコース

トップアスリートを目指すコース。アスリートの方でなくても入学可能(競技種目・レベルは問わない)。栄養学の勉強やMIZUNO工場見学など実施。併設大学の大阪成蹊大学・スポーツ系学科へ優先入学制度有り。

 

音楽コース

音楽を楽しみながら学び、将来につなげる。大阪音楽大学との連携による学びや特別推薦制度有。

2年時より少人数制の専攻別レッスン実施。

 

美術科アート・イラスト・アニメーションコース

充実した環境で、本格的に美術を学べる。大阪府私立高校で唯一の美術科。

大阪成蹊大学芸術学部への優先入学制度有り。


【合格基準】

特進・看護医療進学

通知表で最低でもオール3。4がいくつかあれば合格圏内に入ってきます。

実力テストは平均点、もしくはそれ以上を目指しましょう。

 

総合キャリア・幼児教育

通知表でオール3であれば十分合格が可能でしょう。

実力テストは平均点よりも少し下でも目指すことは可能です。


【大学進学実績】(のべ人数)

四年制大学

大阪成蹊大学84、関西大1名、同志社女子大1名、京都産業大2名、甲南大2名、近畿大2名、大阪経済大2名、大阪芸術大1名、神戸学院大2名、追手門学院大5名、大阪樟蔭女子大3名、関西外大6名、神戸松蔭女子学院大3名、甲南女子大2名、梅花女子大7名、阪南大6名、びわこ成蹊スポーツ大8名、大阪音大1名、大阪学院大2名、大阪芸大3名、京都芸大7名など。

短期大学

大阪成蹊短期大学133、嵯峨美術短期大学2名など


【感想】

  • 関関同立への進学はほぼなく、併設大学の大阪成蹊大学、大阪成蹊短期大学、びわこ成蹊大学への進学者が多数です。高校入学時に「大学入試のため受験一色になりたくない。させたくない。」という方にはお勧めの高校です。
  • 本年度の510名入学者数は、女子入学者数では大阪260校中ナンバー1だそうです。
  • 説明会でのアピール点は、併設大学があること以外に、2学科7コースと選択肢がたくさん充実している点、女子高ならではの強み、コースごとに行き先が異なる海外修学旅行を人気の秘密に挙げておりました。
  • 阪急相川駅から平地を徒歩5分で、女の子が通学するには良い立地条件であることも人気の1つかもしれません。